ニュースレターを始めようとして候補に挙がるのが、だいたいBeehiivとKit(旧ConvertKit)の2つ。どっちも人気で、比較記事を読むほど決められなくなるんですよね。私もここで2週間くらい止まりました。読者を集める時間だけが過ぎていくので、この記事では2026年時点の料金・機能・思想の違いを整理して、「どっちに倒すと幸せか」をできるだけシンプルに書いていきます。
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そもそも、思想がぜんぜん違うツールです
同じ「ニュースレターを送るツール」なんですが、設計思想は意外と離れています。ここを押さえておくと、あとの料金や機能の話がスッと入ってきます。
Beehiivは2021年ローンチの新顔。Morning Brewの元メンバーが立ち上げただけあって、「ニュースレターで稼ぐ」を前提に作られています。読者紹介プログラムや広告ネットワーク(Boosts)など、収益化の仕組みが最初からビルトインされているのが個性です。
Kit(ConvertKit)は2013年創業の老舗で、2024年にリブランド。こっちは「ブロガー・クリエイターのリスト運用ツール」という色が強くて、タグ管理・セグメント・オートメーションの細かさが武器です。デジタル商品やオンライン講座との連携も得意分野。
個人的には、Beehiivは「書いて届けて稼ぐ」を一直線にしたツール、Kitは「読者を分類して仕組みで届ける」ツール、という整理がいちばんしっくりきます。
料金、見ていきましょう
公式サイトの2026年時点のプランです。為替や改訂で変わるので、最新は公式で確認してください。
Beehiivの料金(公式サイトより)
- Launchプラン(無料):購読者2,500人まで。基本的な配信が可能
- Scaleプラン(月額$39〜):カスタムドメイン、詳細アナリティクス、収益化機能
- Maxプラン(月額$99〜):高度なカスタマイズ、複数パブリケーション管理
Kitの料金(公式サイトより)
- Newsletterプラン(無料):購読者10,000人まで。配信とランディングページ
- Creatorプラン(月額$25〜):オートメーション、サードパーティ連携、無制限シーケンス
- Creator Proプラン(月額$50〜):詳細レポート、ニュースレター紹介機能
無料プランの上限はKitが10,000人、Beehiivが2,500人。リスト育成期に「無料でどこまで粘れるか」を重視するなら、ここはKitが頭ひとつ抜けてます。一方、Beehiivは無料プランでも収益化機能の一部が触れるので、「早めにマネタイズを試したい」人にはこっちが効きます。
機能と使い勝手、どう違う?
| 項目 | Beehiiv | Kit(ConvertKit) |
|---|---|---|
| 月額(目安) | 無料〜$99〜 | 無料〜$50〜 |
| 無料プランの上限 | 2,500人 | 10,000人 |
| ニュースレター特化機能 | ◎(Boosts、紹介プログラム) | ○(基本機能は充実) |
| メールオートメーション | ○(標準的) | ◎(柔軟で細かい) |
| 収益化機能 | ◎(広告、有料購読、Boosts) | ○(デジタル商品販売) |
| タグ・セグメント管理 | ○(基本的) | ◎(タグ・セグメントが強力) |
| 外部ツール連携 | ○(Zapier経由など) | ◎(100以上の直接連携) |
| UI | ○(直感的でシンプル) | △(機能が多く慣れが必要) |
| おすすめの人 | 収益化を早く試したい人 | 読者管理・自動化を細かくしたい人 |
Beehiivはこういう立ち位置
Beehiivの一番おいしいところは、収益化のレールがツール側に引いてあること。Boosts(他のニュースレターを自分の読者に紹介して報酬を得る仕組み)と有料購読が標準搭載なので、リストが2,000人を超えたあたりから「で、ここからどう稼ぐ?」を考えなくて済みます。
触ってみた感じ、UIもかなりすっきりしていて、書いて送って分析するの3ステップがほぼ一直線。技術的な設定で消耗したくない人、ニュースレター運営そのものに集中したい人に素直にハマる作りです。
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Kit(ConvertKit)はこういう立ち位置
Kitの本領は、読者を細かく分けて出し分けるところ。タグとセグメントを使って「この人には入門編、あの人には上級編」みたいな配信が組めます。ニュースレター単体というより、デジタル商品・オンライン講座・サイトとセットで運用するのが本来の使い方なんですよね。
外部ツールとの直接連携が100以上あるのも強み。すでにECサイトやLMSを動かしている人なら、Kitに寄せるとデータが綺麗につながります。逆に「機能が多すぎて、最初の数日は迷う」のは正直あります(これはKitの個性として受け入れる必要あり)。
結局どっちを選ぶか、判断の目安
個人的には「優劣」より「何を優先するか」で決まる話です。よくあるパターンを置いておきます。
Beehiivに倒したくなるケース
- 収益化(広告・有料購読)を早めに試したい
- 設定よりコンテンツ制作に時間を使いたい
- ニュースレター専業で、余計な機能はいらない
- 紹介プログラムでオーガニックにリストを伸ばしたい
Kitに倒したくなるケース
- 読者のアクション(クリック・購入など)で自動配信を出し分けたい
- デジタル商品やオンライン講座と組み合わせたい
- すでに使っているツール(EC・LMSなど)と連携させたい
- 無料プランで10,000人まで粘ってから有料を検討したい
どちらも無料プランがあるので、迷ったら両方アカウントを作って1週間ずつ触るのが一番早い。エディタの感触はけっこう違うので、文字で読むより5分触るほうが判断材料になると思います。
移行はできるけど、最初に決めたい理由
「あとから乗り換えればいいや」と思いがちなんですが、ここはちょっと注意が必要です。購読者リストはCSVで書き出せるので技術的には移行可能。ただ、移行先で再オプトイン(同意を取り直す)が必要になるケースがあって、ここで読者の何割かが落ちます。
3,000人のリストで20%落ちると600人が消える計算。リストを育てる労力を考えると、最初に方向性を決めてしまうほうが結果的に得です。私だったら2週間くらい両方触って、エディタとUIの好みで決めにいきます。
よくある質問
BeehiivとKitは日本語対応していますか?
管理画面のUIは両方とも英語ベースです。本文を日本語で書いて日本語の読者に届けるのは普通にできて、実際に日本語ニュースレターを運営しているユーザーもいます。「英語UIで運用するツール」と割り切る前提になります。
BeehiivからKit、またはその逆に乗り換えできる?
CSV書き出しで技術的には移行できます。ただ再オプトインが必要なケースがあって、リストの何割かは落ちます。最初に方向性を決めて1つに絞るのが、結局いちばん安全です。
初心者にはどっち?
UIのシンプルさという一点だけならBeehiivが取っつきやすいです。ただ「シンプル=初心者向け」とは限らなくて、無料プラン10,000人まで使えるKitのほうが、リスト育成期のプレッシャーは少ない。「書いて届けるを優先」ならBeehiiv、「仕組みを作り込んでから運用」ならKit、という整理がしっくりきます。
まとめ
- Beehiivは収益化のレールが標準搭載、シンプルにニュースレター運営したい人向け
- Kit(ConvertKit)は読者管理・自動化・外部連携の細かさが武器、仕組みを作り込みたい人向け
- どちらも無料プランがあるので、両方触ってからエディタの好みで決めるのが結局一番早い
私だったら、これから始めるならBeehiiv、すでに商品やサイトを持っているならKit、で振り分けるかな、と思ってます。
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