Make.comは何ができるツール?使い方を初心者向けに解説 2026

AIツール紹介

Make.com、名前は聞くけど結局なにができるのか

「Make.com」という名前をどこかで見かけて、気になって調べてみたら画面が全部英語だった——という人は多いと思います。私も最初はそうでした。ただ、実際に触ってみると意外とシンプルな仕組みで、英語が得意じゃなくても使えます。

この記事では、Make.comで何ができるのか、どう始めるのか、最初に何を作ればいいのかを、実際に使ってきた経験をもとに日本語でまとめます。

そもそもMake.comとは何か

Make.com(メイク)は、複数のWebサービスをつないで作業を自動化するノーコードツールです。旧名はIntegromat。チェコの会社が開発していて、2026年時点で1,500以上のアプリと連携できます。

要するに「Aが起きたらBをする」を自動で回してくれる仕組みを、プログラミングなしで作れるツール。たとえばこんなことができます。

  • Gmailに特定の件名のメールが届いたら、Slackに通知する
  • Googleフォームの回答があったら、スプレッドシートに記録してメールを自動返信する
  • RSSフィードの新着記事を取得して、ChatGPTで要約し、Notionに保存する

この「自動化の流れ」をMake.comではシナリオと呼びます。シナリオの中に並ぶ各サービスのアイコンがモジュール。モジュールをつなげていくだけで、自動化が完成します。

料金:無料プランでどこまでできるか

プラン 月額 オペレーション数 アクティブシナリオ数 最小実行間隔
Free $0 1,000/月 2個 15分
Core $9 10,000/月 無制限 1分
Pro $16 10,000/月 無制限 1分
Teams $29 10,000/月 無制限 1分

「オペレーション」とは、モジュールが1回処理を実行するたびに1カウントされる単位です。たとえば「Gmail受信 → Slack通知」の2モジュールのシナリオを1回動かすと、2オペレーション消費します。

無料プランの月1,000オペレーションは、1日30回くらいの実行でちょうど使い切る計算。個人の副業レベルなら意外と足ります。私もこのブログの記事生成をMake.comの無料プランで回していた時期がありました。ただ、シナリオが増えてくるとアクティブ2個の制限がきつくなるので、そこがCoreプランへの分かれ目です。

※料金は変動するため、最新の価格は公式サイトで確認してください。

始め方:アカウント作成から最初のシナリオまで

ステップ1:アカウントを作る(3分)

Make.comの公式サイトにアクセスして「Get started free」をクリック。Googleアカウント連携を使えば、メールアドレスの入力すら不要で登録できます。クレジットカードの登録も不要です。

ステップ2:最初のシナリオを作る

ログインしたら、左メニューの「Scenarios」→「Create a new scenario」をクリック。白いキャンバスが開くので、中央の「+」ボタンを押します。ここから使いたいアプリを検索してモジュールを追加していきます。

最初に作るシナリオのおすすめは「Googleフォームの回答をSlackに通知する」くらいのシンプルなもの。モジュール2個、設定時間は20〜30分が目安です。

ステップ3:接続(Connection)を設定する

モジュールを追加すると、そのサービスへのログイン認証を求められます。これが「Connection(コネクション)」。Googleアカウントならポップアップで許可するだけです。一度設定すれば次からは自動で接続されます。

ステップ4:テスト実行する

シナリオが組めたら、左下の「Run once」ボタンでテスト実行。モジュールが緑色に光れば成功です。エラーが出た場合はモジュールのバブル(吹き出し)をクリックすると、どこで何が失敗したかが表示されます。

ステップ5:スケジュール設定して有効化する

テストが通ったら、画面左下のスイッチをONにしてシナリオを有効化。実行間隔(15分ごと、1時間ごとなど)を設定すれば、あとは自動で動き続けます。

つまずきやすいポイント(実体験から)

UIが全部英語

2026年6月時点で、Make.comのUIは英語のみです。日本語には対応していません。ただ、操作はアイコンベースなので、英語を読む場面は設定画面くらい。ブラウザの翻訳機能を使えば大体わかります。ただし注意点が1つ。翻訳機能をONにしたまま入力すると、設定が保存されないバグがあります。見るときは翻訳ON、入力するときはOFFにする癖をつけてください。

オペレーションが思ったより減る

シナリオのモジュール数が多いと、1回の実行で5〜10オペレーション消費することもあります。無料プランで複雑なシナリオを回すとあっという間に上限に達します。対策はフィルターの活用。条件に合わないデータを早い段階で弾けば、後続モジュールのオペレーションを節約できます。

認証が切れる

Google系のConnectionは数週間〜数ヶ月で認証が切れることがあります。切れるとシナリオが止まるので、定期的にシナリオの実行ログを確認する習慣をつけるのが安全です。

ZapierやPower Automateとの違い(ざっくり)

比較項目 Make.com Zapier Power Automate
操作画面 キャンバス型(視覚的) リスト型(縦並び) フローチャート型
料金(最安有料) $9/月 $29.99/月 $15/月
条件分岐 自由度が高い 基本的 高い(Microsoft環境向き)
日本語UI なし なし あり
向いている人 コスパ重視・複雑な分岐が必要 シンプルな自動化・初心者 Microsoft製品中心の環境

Make.comの一番の強みはコストパフォーマンスです。Zapierの最安有料プランが月$29.99なのに対して、Make.comのCoreは$9。しかもMakeの方がオペレーション数も多い。複雑な条件分岐やループ処理もMakeの方が得意です。

気になるところは、Zapierの方がUIがシンプルで迷いにくいこと。「とにかく簡単に1つだけ自動化したい」ならZapierの方が早く完成する場合もあります。

よくある質問

プログラミングの知識は必要?

基本的には不要です。モジュールをアイコンで並べてつなぐだけでシナリオが完成します。ただし、JSONの構造やAPIの基本を知っていると、HTTPモジュールを使った高度な連携ができるようになります。最初は気にしなくて大丈夫です。

スマホから操作できる?

ブラウザでアクセスはできますが、キャンバス型のUIはPC向けに設計されています。シナリオの作成・編集はPCからやった方がストレスがありません。実行状況の確認くらいならスマホでも可能です。

AIと組み合わせて使える?

使えます。OpenAI(ChatGPT)、Anthropic(Claude)、Google(Gemini)などの公式モジュールがあり、シナリオの中にAI処理を組み込めます。私はこのブログの記事生成パイプラインにMake.com × Claude APIの組み合わせを使っていました。

Make.comを試してみたい方は、無料プランから始められます。

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まとめ

Make.comは「Aが起きたらBをする」をノーコードで自動化するツール。UIは英語だけど、アイコンベースの操作で意外と壁は低い。無料プランでも月1,000オペレーション・シナリオ2個まで使えるので、まず1つシナリオを作って動かしてみるのが一番早い理解方法です。Googleフォーム → Slack通知あたりから始めて、慣れてきたらAIとの連携に進む。そのくらいの順番で十分です。

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