FramerとWebflow、どちらでサイトを作るか。コードを書かずに美しいサイトが作れる2大ツールですが、選ぶ前に1個だけ決めておくと早いです。あなたが優先したいのは「速さと見た目の美しさ」か、それとも「拡張性と作り込み」か。ここでほぼ答えが出ます。この記事では2026年時点の最新料金をもとに、両者の違いと選び方を整理します。
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先に判断軸:「速さ」か「作り込み」か
細かい比較に入る前に、いちばん効く分かれ道を置いておきます。FramerとWebflowは、似ているようで目指す方向が違います。
- 速く、美しく、デザイン主導で作りたい → Framer
- 複雑なCMSや大規模サイトを本格的に作り込みたい → Webflow
Framerは、もともとデザインツール出身。だから「思い描いたデザインを、そのまま速く形にする」のが得意です。アニメーションやインタラクションも軽やかで、モダンな見た目に仕上がる。一方Webflowは、本格的なWebサイト構築ツール。CMSの構造を細かく組んだり、大規模サイトを管理したりする力が桁違いです。
好みの話をすると、ここは「デザイナー寄りか、サイト制作者寄りか」の分かれ目でもあります。手を動かして美しく仕上げたいならFramer、構造から作り込みたいならWebflow。順番に見ていきます。
FramerとWebflow、それぞれの中身
Framerは、ドラッグ操作とデザイン感覚でサイトを組み立てるツールです。テンプレートも豊富で、ランディングページやポートフォリオ、マーケティングサイトを「速く・美しく」作るのに向いています。最近はAIによるサイト生成機能も加わり、立ち上げのスピードはさらに上がりました。
Webflowは、より本格派。見た目を作り込めるのはもちろん、CMSで記事や商品を構造的に管理したり、複雑なレイアウトを細部までコントロールしたりできます。コードの書き出しにも対応し、大規模サイトやEコマースにも耐える設計です。
案外見落とされがちですが、両者ともホスティング(サーバー)込みで、できたサイトをそのまま公開できる点は共通しています。違うのは「どこに強みを置いているか」。Framerはスピードと美しさ、Webflowは拡張性と作り込み。ここが本質です。
料金プラン(2026年時点)
年払いベース・USD表記で並べます。料金は改定や為替で変わるので、契約前に各公式サイトで確認してください。
Framerの料金
- Free(無料):お試し用。Framerのサブドメインで公開
- Basic($10/月):独自ドメイン対応。ポートフォリオや小規模サイト向け
- Pro($30/月):CMSやフォームが解放。ビジネスサイトの本命
- Scale($100/月):高トラフィックの大規模サイト向け
- Enterprise:要問い合わせ
注意点が一つ。Framerは、サイトプランとは別に「エディター(編集者)の席」が課金対象です。2026年5月の改定で1席あたり$20/月に下がり(以前はPro/Scaleで$40だった)、CMSだけ編集できる$10/月の枠も増えました。とはいえ、複数人で編集するなら、この席代が地味に積み上がります。一人で使うぶんには気にしなくてOKです。
Webflowの料金
- Starter(無料):Webflowのサブドメイン、ページ数に制限
- Basic($15/月):独自ドメイン対応、静的サイト向け(CMSなし)
- Premium($25/月):本格CMSが使える。ブログやメディアはここから
- Enterprise:要問い合わせ
ここで料金のねじれが面白い。入門のBasicはFramer($10)のほうがWebflow($15)より安い。ところがCMSを使う段になると、Framer Pro($30)よりWebflow Premium($25)のほうが安くなる。つまり「シンプルなサイトならFramerが割安、CMS本格運用ならWebflowが割安」という逆転が起きます。自分がどちらのサイトを作るかで、お得なほうが入れ替わるわけです。
タイプ別の向き不向き
主要な軸で横並びにします。価格は年払いの目安です。
| ツール名 | 月額(目安) | 主な機能 | おすすめの人 | 学習難易度 |
|---|---|---|---|---|
| Framer | 無料〜$30/月 | デザイン主導の制作、アニメーション、AIサイト生成、ホスティング込み | LP・ポートフォリオを速く美しく作りたい人 | 低〜中 |
| Webflow | 無料〜$25/月 | 本格CMS、複雑な構造、コード書き出し、EC、ホスティング込み | CMS主体・大規模サイトを作り込みたい人 | 中〜高 |
Framer:速さと美しさのデザイン主導型
Framerの強みは、デザインの自由度とスピード。アニメーションの効いたモダンなサイトを、コードなしで素早く形にできます。ランディングページやポートフォリオ、製品紹介サイトのように「見た目で勝負する」用途では、頭ひとつ抜けた快適さです。立ち上げの速さも魅力。
弱点は、本格的なCMS構造や大規模サイト、複雑なEコマースになるとWebflowに譲ること。あと、エディター席や帯域など料金体系がやや複雑で、Pro($30)はWebflow Premium($25)より高い。「美しいサイトを速く」には最高だけど、「複雑なものを作り込む」には物足りなさが出る立ち位置です。
Webflow:拡張性と作り込みの本格派
Webflowの強みは、サイトを構造から作り込める拡張性。CMSで記事や商品を細かく管理し、複雑なレイアウトもコントロールできます。コード書き出しやEコマースにも対応し、大規模サイトや本格メディアに耐える。デザインの自由度も高く、プロの制作現場でも使われています。
弱点は、学習曲線が急なこと。独特の概念に慣れるまで時間がかかり、Framerのような「サクッと作れる軽やかさ」では一歩譲ります。料金も使い込むほど積み上がり、サイトがWebflowに乗るぶんロックインもある。自由と引き換えに、習得の手間を引き受けるツールです。
結局、どっちを選ぶ?
タイプ別に整理します。
Framerが向く人
- ランディングページやポートフォリオを、速く美しく作りたい
- アニメーションの効いたモダンなサイトにしたい
- デザイン感覚で手早く形にしたい
Webflowが向く人
- 記事や商品をCMSで構造的に管理したい
- 大規模サイトやEコマースを作り込みたい
- 細部までコントロールできる拡張性が欲しい
迷いどころを正直に言うと、中規模のマーケティングサイトあたりが、いちばん判断に悩みます。デザインの美しさを取るならFramer、将来的にコンテンツを増やしてCMSで回すならWebflow。個人的には、まず作るサイトが「数ページの見せるサイト」か「育てる前提のメディア」かで線を引くのが分かりやすいと思っています。前者ならFramer、後者ならWebflow。どちらも無料で試せるので、実際に1ページ作ってみて、手に馴染むほうを選ぶのが確実です。
よくある質問
初心者にはどっちが優しいですか?
立ち上がりの手軽さはFramerが上です。デザイン感覚で直感的に作れて、最初のサイト公開までが速い。Webflowは多機能なぶん、独特の概念に慣れる時間が必要です。「まず1ページ形にしたい」ならFramer、「最初は大変でも本格的に学びたい」ならWebflow、という選び方になります。
日本語でも問題なく使えますか?
どちらもインターフェースは英語中心ですが、日本語サイトの制作自体は問題なくできます。日本語の解説情報やコミュニティは、現時点ではWebflowのほうがやや先行している印象です。ただFramerも人気が急上昇していて、日本語の情報は増えてきています。英語に抵抗がなければ、どちらでもつまずきにくいです。
あとからWordPressなどに乗り換えできますか?
どちらもサイトがプラットフォームに乗る仕組みなので、別のサービスへの完全移行はそれなりに手間がかかります。Webflowはコード書き出しに対応しているぶん、移行の選択肢はやや広め。長期運用や将来の引っ越しまで見据えるなら、この点も判断材料に入れておくとよいです。
まとめ
- Framerはデザイン主導で速く美しいサイト向け。LP・ポートフォリオと相性がいい
- Webflowは本格CMS・大規模・ECに強い作り込み型。学習曲線は急だが拡張性は上
- 料金はシンプルなサイトならFramer、CMS本格運用ならWebflowが割安というねじれがある
結局のところ、決め手は機能の数ではありません。あなたが作るのが、見た目で惹きつける数ページのサイトなのか、コンテンツを積み上げて育てるメディアなのか。前者ならFramer、後者ならWebflow。どちらも完成度の高いツールなので、あとは自分の手に馴染むほうを選ぶだけです。無料プランで1ページ作ってみれば、相性は一発で分かります。
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